2023 HANON 道場!!壮絶なる愉快な戦い


 Aya F

今年 6 月から始まったハノン道場❗❗

まず【ハノン道場】って何?ですよね!

また先生が面白い新しいことを思いついて始まった道場企画。

参加してみると、ハノンの知らない世界で溢れていました。

まずはハノンはハノンの教本を作った人の名前だよというお話。そして、指の形、姿勢、腱の話。

次にハノン 1 番を使用して、練習の仕方のお勉強。ただ弾くだけでなく、強弱やアクセントをつける、スタッカートの速い弾き方、脱力、色々なリズムを使った練習(伴奏まで取り入れたワルツやマズルカ、ルンバもある)とハノン 1番の一曲だけにも様々な練習方法を教えてくれました。

 

 

そしてここからが本題。

これらを練習しながら、この短期間でどれだけ速く弾けるようになるか、自分との闘いです。

ハノン道場は 2〜3 人が 1 グループでやっていましたから、そのグループ内での闘いが始まっていたようです。

お友達より速く弾けなくて泣いてしまう子、思ったより弾けて優越感に浸る子 笑

少なくともみんなが他者を意識して取り組んでいたと思います。これが夏休み頃のお話です。

私はまだこの時点では何も考えずに 1 人優雅な気持ちで皆さんの頑張りを先生から聞いて楽しんでおりました。

でも聞いていると 「一回のレッスンでメトロノーム♩=50 上がった」のように、信じられない程 速弾きに成功している話が飛び込んできました。

先生の神のアドバイスにより、ものすごい勢いでスピードアップしてしまっているのです。

みんなの夏休みもおわり、ハノン道場も終わりかな?と思われた 9/5 に開かれたハノン道場で、ラプンツェルちゃんに火がつき、次の日に♩=250 で弾いた動画を先生に送って来たそうです。

そこで急にまたまた火がついた先生が練習なし 1 発撮りで♩=252 の動画を私に送ってきました笑

あまりのドヤ顔の先生の動画に火がついた私、同日のレッスンで♩=262 を叩き出しました!

これも先生の神のレッスンのお陰です!

そして今度は私がまたその動画をラプンツェルちゃんに送ってもらうようにお願いしました 笑

そうです、恐ろしく速く弾いてくるラプンツェルちゃんとの闘いのバトンは先生から私に託されました。

 

 

そこからというもの、ラプンツェルちゃんと私の闘いが始まりました。…

先生は指を傷めていたので、あの 1 発撮り以降は自粛です。

ラプンツェルちゃんが 270 を出してくれば私はそこから 1〜2 ずつ上をやってくるという、私の大人気なさが際立っていた闘いでした。

 

 

 

そして、とうとうラプンツェルちゃんが 300 を出してきてしまいました!♩=300、想像つきますか?これを聴いたときに、毎回無理だと思いながらやっていましたが、今回ばっかりは本当に限界だーと思いながらも抜かしてやる気持ちもありました 笑

次回こそ決着がつくかなとドキドキしていた 9 月 30 日、その日はあっけなく訪れました。

 

 

お仕事の都合で 3 週間お休みされていたるなっぽさんがレッスンに来るやいなや 1 発でラプンツェルちゃんと私を風のように抜き去りました。しかも余力を残して…練習なしで…

ということで結果は、

 

1 位 るなっぽさん

♩=304 余力あり

2 位 ラプンツェルちゃん(小 4)

♩=300 余力ありそう

3 位 私

♩=292 余力なし

 

でした。

デットヒートを繰り広げていたラプンツェルちゃんと私を、第4コーナーからるなっぽさんが颯爽と抜き去るという、4 コママンガみたいなオチでした。

9/30 でこのオチが見えて先生が終わりのゴングを鳴らしました。

小学生の生徒の皆さまもとても楽しみ、上達できたハノン道場、私のようなグランジュテのマダム世代も取り組み、1 回で♩=50 上げる方もいらしたとか。すごいですね✨

 

 

先生のアイデアには本当にいつも驚かされます。

そしてそれを遂行してしまう先生。実はまだまだ色んな道場企画が待っているようです!

先生は年に数回このアイデアが溢れ出すぎる時が訪れます。それをこのようにいっています。

「先生、またフロー状態やってきましたね」と。

 

 

先生のメソッドは短期間で変化できることがあらゆる分野で出来上がっています。

そして、今回も皆さん練習の取り組みや感想を書く際にもどのような練習をしたらこうなるという過程と結果が書かれている子が多く、驚きました。

先生は大きくなってからも自分で修正できる力を持った子を育てていると仰られていました。

 

 

このような取り組みはピアノだけでなく、幅広い面で良い影響を与えてくれると思います。

親子で先生に習えて幸せです。これからもこうして先生のもとでピアノを楽しく続けていきたいで